●足下を見る
読み(ひらがな)あしもとを みる。 |
意味相手の弱みを見つけて、その弱みにつけ込むことのたとえ。 |
解説相手がこまっていたり、苦手だったりするところを見つけて、そのこまっているところを 上手に利用して、ある目的を実行しようとすることのようです。 昔、街道筋や宿場などで、旅人を駕籠にのせる仕事をしていた人などが、旅人の足もとの 疲れぐあいを見て、もし、疲れていた人を見つけたら、その人を駕籠にのせ、目的地に着いた時、 駕籠にのせた代金として普通より高い値段を要求したり、また、旅人が疲れていれば、高い代金でも、 駕籠にのってくれるであろうことを上手に利用したことから生まれたことわざかと思います。 あまりいい意味では使われないようです。逆の立場では、「足下を見られる」と言うようです。 |
重要語の意味足=「あし」と読み、体をささえ歩く時に必要となるもの。 足下=「あしもと」と読み、@歩く時の足のうごきぐあい。Aその人が置かれている状態。立場。 見る=「みる」と読み、@目を使ってどのようになっているのかを知ること。A判断する。 弱み=「よわみ」と読み、弱そうに見える気持。力がなかったり苦手だったりするところ。弱点。 つけ込む=「つけこむ」と読み、ある目的のために相手の弱みなどを利用すること。 実行=「じっこう」と読み、実際に行うこと。 駕籠=「かご」と読み、昔の乗り物のひとつ。竹や木で作った台の上に人をのせ、その台を2人でかついで運ぶもの。 街道筋=「かいどうすじ」と読み、昔、町と町を結ぶためにあった重要な道路のあたり。 宿場=「しゅくば」と読み、昔、街道の通る重要な場所で旅人などを泊めたり駕籠などを乗り換えたりする所。宿駅。 |
いわれ(歴史)と重要度浄瑠璃、「寿の門松」。 重要度=☆☆☆ |
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